こんにちは。
留守番スタッフのサトウトシオです。
今日は東十条店に入ります。
よろしくお願いいたします。

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「ジョジョの奇妙な百人一首」
荒木飛呂彦 / LUCKY LAND COMMUNICATIONS / 集英社 / バンダイ

先日、ある常連さんと「お酒を飲む理由」という話題で話しました。

「根っこにあるのは、ヤケ酒よ。
結局は『酒でも飲まなきゃやってられない』のよ」

仕事でうまくいかないことがあったり、寂しくて堪らなかったり。

お酒を飲みに行けば、誰かしらいる。
客はいなくても、カウンターの向こうには必ず誰かいてくれる。話を聴いてくれる。
お酒だけを楽しみたいのであれば、ウチで一人で飲めばいい。
お酒にかこつけて、お酒の力を借りて、やり切れない何かを発散させているのよ。

結局は、ヤケ酒なのよ。

そんな話でした。

私は酒を提供する立場ですが、提供される側の方が長かったわけです。
だから、自分に置き換えてみても思い当たることがたくさんあります。このご意見には全く同意します。

でも、私はカウンターのこちら側に入りました。

カウンターのこちら側の人間は、実はヤケ酒を飲む手伝いをしているつもりはないのです。

いいえ、私たちだけではありません。

ワインのブドウを作る農家の方、醸造家、日本酒の杜氏、ウイスキーのブレンダー、お酒の卸業者、酒屋さんもそうです。
もしかしたら、ウイスキーキャットさえもそうかも知れません。（笑）

彼ら（私たち）は、ヤケ酒を作っているわけでも、売っているわけでもないのです。

楽しいお酒になることを願って、お酒に関わっているんです。

でも、ヤケ酒を楽しいお酒に変えるのって、多分、当事者の方ひとりでは難しいことでもあるんですよね。

なんだか、考えさせられる時間でした。

ビーボに来てくださる理由がヤケ酒でも全然問題ありません。大歓迎です。
お帰りの際には「楽しいお酒だった」と思っていただけるよう、微力ながらお手伝いさせていただきます。

サトウトシオ

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東十条店
１０月の月替わりコーヒー豆は「イルガチェフモカ」
高い香りに、品のある酸味が特徴。コーヒーが苦手な方でもストレートで飲んで頂ける一杯です☕

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